玉川大学 通信教育部「人間の発達と学習」第1分冊 評価B

閲覧数2,411
ダウンロード数15
履歴確認

    • ページ数 : 3ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    <課題>
    乳児期から青年期までの自我(自己)の発達をとらえるとともに,自我の発達を踏まえた指導の在り方について考察せよ。
    ※27年度課題

    <批評>
    ポイントはおさえられている。自己主張を認めることと思考力・創造力を育てることとの関連もおさえられると良いですね。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    科目コード07803「人間の発達と学習」第1分冊

     まず,胎児期・乳児期の発達について叙述する。授乳の際,乳児は母親のおっぱいを吸ったり休んだりを繰り返している。乳児が吸うのをやめたとき,母親は乳児を揺さぶり,それをきっかけに乳児は再び吸い始める。栄養摂取の面から言えば非効率であるこの行為は,乳児が母親からの揺さぶりを期待して行っている行為であることがわかっている(正高 1993)。また,乳児に向かって微笑むと乳児も微笑み返すなどの「共鳴動作」を行うことや,声を発して外と交渉を持とうとすることなどからも,乳児自ら人と関わり合おうとしていることがわかる。これらの点から,乳児は生まれつき能動的で社会的な存在であり,環境との関係性が人間の発達に大きな影響を与えていると言える。

     乳児期における対人関係は,母子関係と子ども同士の関係の2つに区分できる。前者においては,乳児期後半期に母親など特定の対象への情緒的結びつきであるアタッチメント(愛着行動)が現れるようになり,これは青年期まで続くものであると考えられている(Bowlby 1969)。後者では,集団保育の現場において,生後10ヶ月まで...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。