法律学概論【第1、2設題A評価セット】

閲覧数2,467
ダウンロード数40
履歴確認

    • ページ数 : 11ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    2017年1月提出分です。
    佛教大学通信制 法律学概論の第一説題、第二説題のセットです。両方A評価でよくまとまっているとコメントされました。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

     物権と債権の違いについて
    物権と債権の違いについて、(1)民法における財産権とは何か、(2)物権の特質、(3) 債権の特質、(4) 物権と債権の相関関係、これら4点について留意しながら、下記のとおり説明し、最後に考察を加えることとする。
    (1) 民法における財産権とは何か
     財産権は、おおまかに物やサービスがもたらす経済的利益を内容とする権利である。そして民法は財産権を、物に対する権利である物権と、人に対する権利である債権とに大きく二分している。
    (2)物権の特質
     物権は、特定の物を直接に支配できる権利であり、物を全面的に支配できる所有権が物権の典型である。例えば、所有権をもつ者は、所有物を自分の意のままに処分でき、権利の実現が自分だけでできる直接性を持つ。また、物権は誰に対しても主張できる絶対性と、一つの物の上に物権が成立すると、その後にそれと両立しない他の物権は同一物の上に成立しない排他性を持つ。
    これらはつまり、物権者と物との直接的な関係に一般の第三者が割り込むことを禁止しているのである。物に対する支配は、法により権利者以外の者が干渉することを排除できることが認められているの...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。