コーズ・リレーテッド・マーケティング(CRM)の基礎

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    資料紹介

    CRMは企業の社会的責任(以下CSR)の一環であるといってよい。
    つまり、利潤の追求と同時にCSRを果たしている点に特徴がある。世界的な不況の中、利益を出しつつ社会貢献を行うことの出来るこのCRMに注目が集まっている。
    しかし、なぜ企業がCSRをする必要があるのかという議論や、CRMという活動の定義があまりなされないまま、CSRやCRMの方法論ばかりが唱えられているように思われる。
    そこで本稿では、まず、「なぜ企業がCSRを果たさなければならないのか」について考察をした後、「CRMの定義」について考えてゆくこととする。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    コーズ・リレーテッド・マーケティングの基礎
    1.はじめに
    コーズ・リレーテッド・マーケティング(Cause Related Marketing/以下 CRM)とは、企業が商品やサービス
    を消費者に提供する際に、社会貢献に結び付く仕掛けを組み込むマーケティング手法である。単なる慈善活動
    とは異なり、社会的貢献と企業のイメージアップ・収益増大の両立を目標とする。多くの場合、企業は、商品・
    サービスの売り上げの一部を、NGO や NPO などの非営利団体に寄付することで、NGO や NPO はそれによって資
    金源の確保と活動の多様化が可能となり、社会的課題の解決に一層取り組むことができるようになる。企業に
    とっては、イメージアップ・収益増大が目的ではあるが、企業のマーケティング力を社会的課題の解決に提供
    するという点で、CRM は企業の社会的責任(以下 CSR)の一環であるといってよい。つまり、利潤の追求と同
    時に CSR を果たしている点に特徴がある。世界的な不況の中、利益を出しつつ社会貢献を行うことの出来るこ
    の CRM に注目が集まっている。
    しかしながら、そもそもなぜ企業が CSR ...

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