教育心理学2

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    資料紹介

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    科目コード07815「教育心理学I」第2分冊

     私は、最初にコールバーグの道徳性の発達モデルの6段階3水準からなる発達モデルについて説明し、その6段階を学校の道徳教育の視点から考察していきたいと思う。そして、青少年の道徳の発達を促すにはどのような教育的指導が有効であるか、現代の青少年が直面する諸問題にもふれ論じていきたいと思う。

     コールバーグの道徳性の発達モデルには前慣習的水準・慣習的水準・後慣習的水準の3水準にわかれていて、

     前慣習的水準は、第1段階から第2段階に分けられており、児童期中期までの発達水準をさす。この時期はまだ社会的慣習に対する義務感というものが十分に理解されておらず、「これをしたら誰かに怒られる」といった外的な罪に対する恐れや、「こうしたら自分が得をする」といった利害の手段として行為の善悪を判断するのである。

     第1段階(罪と服従への思考)の特徴は、権威へ服従することが善であり、罰を受けることが悪であるというものである。第2段階(道具的快楽主義志向)の特徴は善とは欲求を満たすための手段であり、人間関係は損得に基づく取引の場である。

     前慣習的水準の第1段...

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