聖徳大学 社会学 第2課題 第1設題 評価:S

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    資料紹介

    聖徳大学 社会学 第2課題第1設題 森田洋司「不登校」現象の社会学を読んで書いたレポートです。課題:現代の子どもにかかわる問題(例 いじめ、不登校、暴力、薬物中毒など)について、以下のいずれかあるいは複数の著者の著作を読み、要約ならびに意見を述べよ。

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    第2課題 第1設題
    「不登校」現象の社会学 森田洋司

     本書は、中学生の「問題行動」の実態調査を踏まえながら、現代の不登校現象と生成のメカニズムを社会学的視点から分析したものである。不登校を特定の原因やタイプに限定せずに「状態」を指す概念としたうえで、「不登校とは、生徒本人ないしはこれを取り巻く人々が、欠席ならびに遅刻・早退などの行為に対して、妥当な理由に基づかない行為として動機を構成する現象である」としている。学校に行きたくても行けない「伝統型」の不登校に対し、学校に意義を認めずに登校価値を感じていない場合を「現代型」の不登校と位置付けている。調査結果から、不登校生徒とそうでない生徒との相違や、不登校生徒の特徴を明らかにすると同時に、今日の学校社会の状況と彼らが直面している問題状況を浮き彫りにしている。そしてその状況が今日の不登校のグレイゾーンを形成し、誰もが不登校に陥ってもおかしくないほどの広がりを示し、要因も多様であることがわかる。注目すべきは、本書が「プライバタイゼーション」をキーコンセプトとして不登校問題に迫り、不登校問題を現代社会の構造化過程の所産と理解しつつ、いかにして...

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