日本国憲法 Z1001 2016年度 A評価

閲覧数2,138
ダウンロード数3
履歴確認

    • ページ数 : 5ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    2016年度にA評価で合格したレポートです。巻末に簡単な解説をつけました。
    購入にあたっては以下のことをご了承ください。
    ①丸写し、コピペ等は避けてください。法令・校則等で処罰の対象となります。
    ②あくまでA評価の基準を示すものであり、合格または高評価を保証するものではありません。参考資料として利用してください。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    法の下の平等について
    法の下の平等は日本国憲法(以降は「現憲法」と表記)において、自由権と共に人権規定の重要な部分をなしている。現憲法は法の下の平等を保障しており、近代憲法における根幹部分であるとも言える。この法の下の平等は「人間生来の平等を主張する近代的自然法思想、神の前におけるすべての人間の平等を説く近代的宗教思想、平等価値の実現を目標とする近代民主主義」(伊藤2016:137)などを背景に受けている。明治憲法においては、公務就任資格の平等以外は完全な平等の保障は実現されなかった。現憲法を含む近代憲法にとって、平等権の保障は、形式的差別を行わないことである。したがって、実質的差別を是正するものではないことを注意しておかなければならない。現憲法では人権の保障範囲が大きく広がった。その上で、裁判所に違憲立法審査権を付与したことで実効的な保障を得ている。以上のことに注意して法の下の平等について論じていく。
     第一に、自由と平等に関して、自由権は人権宣言の時代から意識されてきた古典的人権である。自由権は、個人に対し国家が権力を以て介入することを禁止する「国家からの自由」を基本としている。現...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。