【HAPPYCAMPUS】時事予想問題 40

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    HAPPYCAMPUS予想時事問題
    ※本レポートの目的は、学習情報共有として提供しております。最近の国際及び日本の重大になっているニュース記事を中心にまとめておきました。是非、ご活用ください。
    【政治】  九州市長会「オスプレイ反対」採択せず 失望広がる沖縄
    朝日新聞 2012年11月9日
     沖縄県宮古島市で8日まで開かれた九州市長会で、米新型輸送機オスプレイの沖縄配備に反対する決議の採択が見送られた。沖縄県以外の九州の一部市長が「国の専管事項。決議はなじまない」などと反対。名称や内容を変えて採択したが、「骨抜き」決議に沖縄から失望の声が広がった。
     決議の原案は地元の県市長会が7日の総会で提案した。全会一致が原則の意思決定をどう進めるか。8県の市長会長や理事らが8日にかけて対応を話し合った。
     「負担の軽減」をうたう決議名に変わり、内容もトーンダウンした。原案から、オスプレイ配備の撤回を求める文言を削除。オスプレイへの沖縄県民の不安に理解を示しながらも「これ以上、沖縄県に負担を押しつけることがないよう」と改め、12機の配備を実質的に認めた。
     7日の総会で、米軍基地を抱える長崎県佐世保市の川田洋・副市長は「オスプレイ配備は国防に関する問題。市長会が反対するのはなじまない」と発言。「日米安保体制を堅持し、できるだけ国策に協力するのが(市の)基本姿勢だ」とも述べた。
     佐賀県神埼(かんざき)市の松本茂幸市長も決議に反対。「国を守るために(沖縄配備が)必要なら協力すべきだ。どこに配備するかは国が判断すべきこと。反対のための反対になってはいけない」と取材に答えた。
     一方で、福岡と沖縄以外の6県は、地元で実施される可能性のある米軍機の低空飛行訓練については中止を求め、全会一致で議案を可決した。九州市長会長の釘宮磐・大分市長は「修正案で沖縄の理解は得られたと思う。低空飛行への反対は国の専管事項に立ち入ることにはならない」と語った。
     しかし、修正案を理解し、受け入れる声は沖縄で聞こえない。県内の全41市町村は、オスプレイが配備された普天間飛行場の県外移設を求め続けてきた。総会で、儀間光男・浦添市長は「沖縄ならいいが、九州なら困るという発想は到底理解できない」、稲嶺進・名護市長は「『沖縄の負担を理解できる』というが、絶対に理解できていない」とそれぞれ反発した。
     九州市長会の理事で、7日夜から文言の修正にあたった島袋俊夫・うるま市長は「釈然としない思いで、夜も眠れなかった」と明かす。「基地負担の議論は避けて通れないのに、自分たちにとって厳しい議論はしたくない。そんな本土側の本音を初めて聞いた気がする」と語った。
        ◇
    【決議の主な変更点】
    ◆変更前
    「沖縄県への新型輸送機オスプレイ配備に反対する決議」=政府においては、更なる負担を強いられる沖縄県民のオスプレイ配備反対という不退転の決意を真摯(しんし)に受け止め、直ちに沖縄県への新型輸送機オスプレイ配備を撤回するよう強く求める
    ◆変更後
    「沖縄県への過重な基地負担の軽減を求める決議」=九州市長会は、沖縄県民のこうした声を真摯に受け止め、政府に対し、これ以上、沖縄県に負担を押しつけることがないよう強く求める
    【国際】  米大統領選を身近に 米大使館、ネット中継や模擬投票
    朝日新聞 2012年11月8日
    オバマ氏が接戦を制した米大統領選を機に、日本でも米国の政治を身近に感じてもらおうと、米国大使館が様々なイベントを催した。
     7日午後、東京都港区の米国大使館には、中・高校生約90人が集まった。大統領選の模擬投票などのイベントだ。ルース駐日大使があいさつに立った瞬間、中継画面に「オバマ氏再選」の文字。大使は感激した様子で述べた。「たった今、新大統領が選ばれました。みなさんは歴史的な瞬間の目撃者です」
     模擬投票でオバマ氏に投じた小平高校3年の高野鈴さん(17)と、米国人の父を持つヤング夢芳(もにか)さん(17)は「今はチェンジじゃなくて安定だと思ってオバマ氏に入れた。日本の政治にもこの熱気が欲しい」。
     米国は世界約200カ国でこうしたイベントを開いているといい、「若者に米国の政治システムを知ってもらうことで、相互理解を深めたい」と担当者。
     大使館はまた、動画配信サイト「ニコニコ生放送」で16時間の特別番組も流した。ジャーナリスト津田大介さんの司会で、小説家の平野啓一郎さんらが日米の政治などについて議論を交わした。村上龍さんもビデオ出演し、ルース大使も出演。延べ約26万人が視聴したという。
    【国際】 中国共産党「長老」たちの権力闘争 江氏ら存在感
    日本経済新聞 2012年11月8日
    中国共産党の基本方針を決める党大会が始まった8日、最高指導部を引退した長老に注目が集まった。一時は健康不安説が流れた江沢民・前総書記(前国家主席、86)は最高指導部がずらりと並ぶ舞台の最前列中央に座って存在感を示した。長老を巻き込んだ形で次期最高指導部の人事を巡る権力闘争が続いているようだ。
     江氏は入場時、しっかりした足取りで1人で歩いて最前列にどしりと腰を下ろした。胡錦濤・総書記の演説が1時間を過ぎると、腕時計を気にしたり、あくびを左手で隠したりするしぐさを見せた。閉会後に戻る際は介添えを必要としたが、「自分がトップで胡氏がナンバー2だと誇示するような態度だった」(出席者)。
     壇上には江氏のほか、同氏の懐刀でキングメーカーといわれた曽慶紅・元国家副主席、保守派の李鵬・元首相、改革派の朱鎔基・元首相、江氏のライバルとされた李瑞環・前政治協商会議主席、胡氏と温家宝首相を抜てきした宋平・元常務委員ら70~90歳代の長老がずらり。胡氏や次期トップの習近平・国家副主席らは長老とともに握手をしながら入場した。
     党大会をかじ取りする主席団の顔ぶれをみると、長老は12人で、5年前の前回に比べ2人増えた。党指導部関係者は「絶対的な指導者が不在のため、長老を巻き込む形で人事を有利に運ぼうとしている」と指摘する。
     現役組は影が薄かった。胡氏は淡々と活動報告を読み上げた。格差を是正しながら社会発展を目指す胡氏の「科学的発展観」を毛沢東思想などと並ぶ重要思想と位置付けたが、内容は党内の意見を網羅した総論にとどまった。米紙で親族の蓄財疑惑を報じられた温氏も目立たなかった。
     次期トップの習氏は終始うつむき加減で、自信のみなぎる様子ではなかった。かつての最高実力者、トウ小平氏によって総書記に指名された江、胡氏と異なり、習氏は集団指導体制の中で選ばれる後継者。江、胡氏の2人をはじめとする長老に囲まれながら、どう独自色を発揮するのか注目を集める。
    ◆ 用語解説
    ▪ オスプレイとは?
    V-22はアメリカ合衆国のベル・ヘリコプター社とボーイング・バートル(現ボーイング・ロータークラフト・システムズ)社が共同で開発した軍用機であり、回転翼の角度が変更できるティルトローター方式の垂直離着陸機である。
    本機の愛称であるオスプレイ(Osprey、オスプリー、オスプレィ)は猛禽類のタカの一種である「ミサゴ」のことである。
    従来の輸送ヘリコプターに比べ、高速かつ航続距離にアドバンテージがある。
    ▪ 総書記とは?
    総書記とは、共産党の最高指導者の役職名(英: General secretary, 露: Генеральный секретарь)の漢語訳のひとつ。
    中国共産党が1982年からそれまで使用していた「主席」に代わり、最高指導者の地位にこの名称を採用している。日本では「書記長」の語が通用しており、外国語からの翻訳にもこれを用いているが、中国共産党についてはそのまま「総書記」と訳している。このほか、朝鮮語とベトナム語では「書記」に「秘書」の字をあてるため、朝鮮労働党、ベトナム共産党の最高指導者はともに「総秘書」という漢字表記になるが、日本では通例それぞれ「朝鮮労働党総書記」(マスメディアによる金正日の「金総書記」との呼称でより一般化した)、「ベトナム共産党書記長」と訳している。
    ▪ 毛沢東とは?
     毛 沢東(1893年12月26日 - 1976年9月9日)は、中華人民共和国の政治家、軍事戦略家、思想家。字は詠芝、潤芝、潤之。筆名は子任。初代中華人民共和国主席。中国共産党の創立党員の1人で、長征、日中戦争を経て党内の指導権を獲得し、1945年より中国共産党中央委員会主席を務めた。日中戦争後の国共内戦では蒋介石率いる中華民国を台湾に追いやり、中華人民共和国を建国した。以後、死去するまで同国の最高指導者の地位にあった。
    現代世界史において大きな業績を遺した人物とみなされており、タイム誌の「20世紀の重要人物(Time 100: The Most Important People of the Century)」の1人に名を連ねている。毛は、思想家、戦略家として評価されており、詩人としても名高い。
    一方、毛の政策については現在でも議論の対象となっている。研究者は、毛の引き起こした大躍進政策と文化大革命のような、文化、社会、経済、外交に重大な損害をもたらした問題について非難するとともに、彼の政策による犠牲者を数千万と推定する[6]。そして、マルクス主義・ソ連型社会主義を中国社会に導入しようとした毛の政策は、産業の面において、結局失敗に終わったと論じる。

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