レーザーとレーザー冷却の原理

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    資料紹介

    <レーザーの原理>
    レーザー(Laser)の語源は、"Light Amplification by Stimulated Emission of Radiation"の頭文字を綴ったもので、「誘導放射による光の増幅」という意味である。メーザー(Maser)というものもあるが、これは"Microwave Amplification by Stimulated Emission of Radiation"の略で、光ではなくマイクロ波の領域の電磁波を出す。このメーザーが先に作られ、その後レーザーができた。放出される電磁波の波長が違うだけで基本原理は同じである。
    レーザーの原理の前に、白熱灯や蛍光灯の光がどのように出るかを述べる。
    原子は原子核と電子で構成されている。電子はそれぞれ決まった領域に存在している。古典力学の名残でこの領域は軌道と呼ばれていて、1s軌道、2s軌道、2p軌道などがある。電子と原子核の間には力が働いているため、ポテンシャルエネルギーが存在し、軌道によってその値は異なるのだが、その値は連続ではなくとびとびの値をとっている。

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    レーザーとレーザー冷却の原理
    <レーザーの原理>
    レーザー(Laser)の語源は、"Light Amplification by Stimulated Emission of Radiation"の頭文字を綴ったもので、「誘導放射による光の増幅」という意味である。メーザー(Maser)というものもあるが、これは"Microwave Amplification by Stimulated Emission of Radiation"の略で、光ではなくマイクロ波の領域の電磁波を出す。このメーザーが先に作られ、その後レーザーができた。放出される電磁波の波長が違うだけで基本原理は同じである。
    レーザーの原理の前に、白熱灯や蛍光灯の光がどのように出るかを述べる。
    原子は原子核と電子で構成されている。電子はそれぞれ決まった領域に存在している。古典力学の名残でこの領域は軌道と呼ばれていて、1s軌道、2s軌道、2p軌道などがある。電子と原子核の間には力が働いているため、ポテンシャルエネルギーが存在し、軌道によってその値は異なるのだが、その値は連続ではなくとびとびの値をとっている。電子は通常、なるべくこ...

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