「ライフサイクルの変化と高齢者福祉について」

閲覧数2,039
ダウンロード数16
履歴確認

    • ページ数 : 3ページ
    • 会員660円 | 非会員792円

    資料紹介

    1 今日、わが国は急速な社会変化に伴い高齢社会へ突入した。平成15年度、高齢労働白書によると平均寿命は男性約78.歳、女性は約85歳となっており、人口構成は年少人口14.3%、生産年齢人口66.1%、老年人口19.6%となっている。また、合計特殊出生率は1.32であり世界で例を見ない速さで高齢者の増加が進み、少子高齢社会を迎えることとなった。
     このような急速な少子高齢化社会は、社会的、経済的にも大きな変化を与え、家族規模家族構成を始め、長寿社会を取り巻く社会環境は、様々な影響を及ぼしている。
     少子高齢社会が及ぼす影響・特徴を「厚生労働白書」を中心にライフサイクルの変化について述べたい。
    (1)少産少子化現象
     1972年の合計特殊出生率は、2.14であったが、2002年には1.32となり、1974年には人口を維持する出生数(人口置換水準)が2.1を割り込み、2003年には合計出生率が1.29と減少し続けている。このような数値は、将来的に年少人口、生産年齢人口が減少し、高齢者人口が増加する傾向がある。今後、産業構造変化ならびに医療・介護・年金等の社会保険の扶養原理である賦課方式は抜本的改革が迫られている。
    (2)晩婚化
     平成14年度の初婚年齢は、男性30〜34歳(42.9%)、女性30〜34歳(26.6%)と昭和40年度と比較すると晩婚化の傾向は一段と伸び、女性の高学歴や社会進出、未婚女性の増加(30〜34歳、26.6%)等により、家庭及び家族の価値観が変化、経済的理由、社会変化等の要因が挙げられる。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    「ライフサイクルの変化と高齢者福祉について」
    老人福祉   
    1 今日、わが国は急速な社会変化に伴い高齢社会へ突入した。平成15年度、高齢労働白書によると平均寿命は男性約78.歳、女性は約85歳となっており、人口構成は年少人口14.3%、生産年齢人口66.1%、老年人口19.6%となっている。また、合計特殊出生率は1.32であり世界で例を見ない速さで高齢者の増加が進み、少子高齢社会を迎えることとなった。
     このような急速な少子高齢化社会は、社会的、経済的にも大きな変化を与え、家族規模家族構成を始め、長寿社会を取り巻く社会環境は、様々な影響を及ぼしている。
     少子高齢社会が及ぼす影響・特徴を「厚生労働白書」を中心にライフサイクルの変化について述べたい。
    (1)少産少子化現象
     1972年の合計特殊出生率は、2.14であったが、2002年には1.32となり、1974年には人口を維持する出生数(人口置換水準)が2.1を割り込み、2003年には合計出生率が1.29と減少し続けている。このような数値は、将来的に年少人口、生産年齢人口が減少し、高齢者人口が増加する傾向がある。今後、産業構造変化なら...

    コメント2件

    2012ring 購入
    参考になりました
    2007/04/03 13:32 (17年前)

    future 購入
    参考になりました。
    2007/05/07 11:00 (16年11ヶ月前)

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。