社会心理学2集合心理

閲覧数1,812
ダウンロード数5
履歴確認

    • ページ数 : 9ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    「集合行動の社会心理について論ぜよ。」
    街中で偶然ある群衆に遭遇した場合、その行動に共感を覚えると、周りの人と同じような反応を示し自らもその群衆の構成員となることがある。このような人と集団の関係性を集合行動という。集合行動は「広い範囲にわたる多数の人々による未組織で流動的な社会行動」であると定義される。
     集合行動に参加している人々を客観的にみると、不特定多数の人たちの組織化されていない集合に過ぎないにも関わらず、そこにとり込まれた人は、その集合への共感するという意思の疎通があり、自発的にその匿名的な構成員としての行動をとる可能性が高い。これは、人が日常的な所属集団のなかででとる規範的行動や役割期待にのっとった一連の行動とは異なる。
    集合行動の研究は、19世紀にル・ボンが群集や公衆という概念に注目したことから始まる。ル・ボンは、フランス革命における革命やデモ、パニック、さらには流行や流言といったさまざまな人の社会行動を群集心理として研究した。集団行動という名は、1920年代になってからシカゴ学派のパークやバージェスによって提唱された。集合行動は、当初は無秩序で非合理的な集団と考えられて...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。