公共図書館の存在意義・使命を『経営』という視点から考察する

閲覧数5,367
ダウンロード数30
履歴確認

    • ページ数 : 2ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    1、公共図書館の存在意義・使命
    「ユネスコ公共図書館宣言」において、「地域において知識を得る窓口である公共図書館は、個人および社会集団の生涯学習、独自の意思決定および文化的発展のための基本的条件を提供する」とうたっている。このように組織目的を表現したものを図書館の使命と呼び、使命を果たすために重点事業を選定し、目標を立て、日々変化する経営環境に対応し、見直すことが重要となる。
    2、競合する施設・サービスの違い
     図書館と競合する施設で営利組織である書店の経営と比較して、非営利組織の図書館経営の特徴を考えてみると、一般に書店が収益を最大の目的としていることに対して、図書館は文化の発展や教育の普及、福祉の充実といった公共的使命を目的にしていることに大きな違いがある。公共図書館は設置した自治体の税収によって支えられているが、実際の利用者は住民税を払っている人の半数にも満たないのである。利用される納税者のために適切なサービス提供する具体的な取り組みとして、レファレンスサービスがある。情報化社会とともに、情報が氾濫し、目的の情報を探しだすことがますますむずかしくなる。インターネットで広い範囲の情...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。