韓国のマンガ文化と日本との比較

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    資料紹介

    マンガが、ビジネスとして、大衆文化として、位置づけられているという点においては、日韓共通と言えるだろう。しかし、マンガが大衆文化として広く認められだしたのは、日本の方が早く、いまだに韓国においてのマンガ家という職業はそれほどメジャーなものではないという。日本のマンガ家ほど、経済的に裕福ではないというのが現状のようだ。この要因の一つとして、「漫画貸与店」と呼ばれる、いわゆるマンガのレンタル店の存在が大きいのではないかと考える。

    日本文化開放を反対する学生は、全体の20%にも満たないと聞く。しかし同時に反日感情もいまだに根強く残っているという。ではなぜ文化開放に賛成なのか?それは反日感情が、特に若者の間で、以前ほど強烈なものではなくなってきたからではないかと考える。反日感情が理性を妨げるほどのものではなくなってきた。つまり、良いものは良い、それとこれとは別、という考えができるようになったからではないのだろうか。日本はあまり好きではないが、日本の大衆文化は好きだ。というものが最近の韓国の若者の考えなのではないかと思う。最も、このように日本人である私が考える事は悲しくもあるのだが。しかし、日本の大衆文化の開放を良く思っていない人も確実にいるわけで、悪いものはいつも日本から、という考えをもつ人も少なくはないそうだ。文化交流やグローバリゼーション化といったものは大事なことだとは思うが、自国の大衆文化を愛することが最も大切なのではないかと思う。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    「韓国文化と日本文化の共通性と相違性」
      ~日韓のマンガ文化について~
    この課題に取り組むに当たって、多くのテーマが候補としてあがったが、今回は、いわゆる「若者文化」について取り上げてみようと思う。「若者文化」と、言われるものには様々なものがあるが、中でも一番興味がある、「マンガ文化」について考えてみる。日本のマンガ文化は、世界的にも確固たる地位を確立し、まさにワールドワイドな広がりを見せている。夏休みに、フランス領ニューカレドニアに観光で行ったのだが、大型書店のマンガコーナーに陳列してある作品の98%は日本マンガの翻訳版であったことに大変驚いた記憶がある。これらのマンガが、宗主国であるフランスからの輸入品であることからも、アメリカや、アジア諸国もそうだが、特にフランスやドイツなどと言ったヨーロッパ諸国での日本マンガの普及度、メジャー度がよくわかる。一方韓国のマンガ事情についてだが、日本のそれと大変よく似ているのではないかと思う。日本と同じように韓国でも、マンガは一つの文化として確立されている。しかし欧米諸国においてのマンガ(MANGAはこれに属さない)の文化的な位置は日本や韓国のそ...

    コメント1件

    sexyboy 購入
    参考になりました。
    2006/07/24 17:08 (17年8ヶ月前)

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