哲学概論 ラムジー文

閲覧数1,693
ダウンロード数0
履歴確認

    • ページ数 : 3ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    最高評価でした。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    哲学概論 
    自然科学の哲学における、実在論と道具主義の違いについて、ラムジー文の方法と関連づけて説明する。
    第一 実在論について
    実在論(realism)の定義
     電子や磁場や重力波といった理論語について、その指示対象としての電子や磁場や
    重力波が実際に存在する、と考える立場。
    実在論(realism)について
      本定義に倣って私見を述べながら説明する。
      理論語とは知覚できないものをいう。例示すれば、既出の電子、磁場または重力波といったものである。実際にそれらを知覚することはできないが、我々はしばしばそれを存在するものとして扱う。対義語に観察語がある。
      なぜそれらを存在するものとして扱うのかというと、カルナップは「この存在者について科学は着々と知識をえていくのだ、(カルナップ p.262)」と言及している。つまり、ある理論語を存在すると仮定すれば、たとえその構造がわかっていなかったとしても、その存在に対して、将来的に多くの知識を得ることができると期待できるのである。
      本立場の擁護者は、科学が継続的に進歩するものとして考えていることに特徴がある。つまり、実在するとした理論に...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。