元素に関する諸学説について

閲覧数1,784
ダウンロード数7
履歴確認

    • ページ数 : 2ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    1、古代の元素説について
     原始・古代時代をとおして発見された金・銀・銅・鉄・スズ・鉛・水銀は古代の七金属と呼ばれている。このほかに非金属である、硫黄と炭素が発見されている。しかし、古代において水銀は金属と認められておらず、金と銀の合金で貨幣として使用されたエレクトラムを加えて七金属と呼ばれる場合があった。
     人類に最も早く知られた金属は銅であり、自然銅の発見は西暦紀元前5000年以前といわれている。一般にいわれている説では、青銅は銅より遅く使われており、トロイの遺跡などから発見された青銅は、銅とスズの合金であったとされている。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

     元素に関しての諸学説について
    1、古代の元素説について
     原始・古代時代をとおして発見された金・銀・銅・鉄・スズ・鉛・水銀は古代の七金属と呼ばれている。このほかに非金属である、硫黄と炭素が発見されている。しかし、古代において水銀は金属と認められておらず、金と銀の合金で貨幣として使用されたエレクトラムを加えて七金属と呼ばれる場合があった。
     人類に最も早く知られた金属は銅であり、自然銅の発見は西暦紀元前5000年以前といわれている。一般にいわれている説では、青銅は銅より遅く使われており、トロイの遺跡などから発見された青銅は、銅とスズの合金であったとされている。故に、スズも銅と同じ時期に発見されたといえる。
    銅の次に人類に知られたのが金である。発見された時期は、西暦紀元前4000年以前であり、自然金としての産出は、西暦紀元前800年頃といわれている。すでにその時期の人は、金というものが展性と延性に富んでおり、空気中・水中で美しい光沢を失うことがなく、また、他の物質と化合することが少ないということを知っていたといえる。
    銀は、西暦紀元前3800年頃から自然銀が知られていたが、銀は単独では現...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。