第一次反抗期がどのように生じるか、またその意義と対応について

閲覧数2,670
ダウンロード数15
履歴確認

    • ページ数 : 3ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    タグ

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    親が抱える育児の悩みに反抗期があげられる。反抗期には、2-3歳頃から生じる第一反抗期と思春期に生じる第二反抗期がある。第一反抗期の子どもは急に親の言うことに反抗するようになり、対応に難儀することも多い。本稿では、第一反抗期がどのように生じるのか、またその現象の意義と対応方法について論じる。

    1.どのようにして生じるのか

     子どもは2-3歳頃になると、その成長発達に伴い一人で歩くことが出来るようになり、積極的に周囲の環境に関わりを持とうとする。そのため、大人が子どもの行動に制限をかける機会が増加する。今までは親の言うことに素直に従っていたが、この時期になると何に対しても「いや」を繰り返し反抗するようになるのである。この時期を第一反抗期をよび、その原因には子どもの自我の芽生えが関わっているのである。

    人は生まれたときは、自分と他者を区別することが出来ない。そのため、母親と自分が別の存在であるという認識がなく、素直に母親の言うことに従い、母親の姿が見えないと泣き出したりする。しかし、2-3歳頃には母親との分離が始まり、客観的に自分自身を個として認識するようになり、自分と母親を含む他者が...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。