日本文学文化特講<近現代>江戸川乱歩『芋虫』評価A

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    『江戸川乱歩の作品から一つ選び論ぜよ』
    「芋虫」。
    このタイトルにただただ惹かれてこの作品を選んだ。岩波書店『広辞苑第五版』によると、芋虫とはチョウやガの幼虫で毛のないものの総称とある。田舎暮らしの私にとっては幼い頃よく目にしていた。しかし蛙やミミズ、バッタなどは安易に触っていた私であったが、芋虫だけは触れなかった。それ程気持ち悪く、近づけないオーラのある恐ろしいものに感じていた。
     江戸川乱歩著「芋虫」はわずか三十ページだが読者に与えるインパクトは大きい。「芋虫」は初出掲載時、「新青年」編集長の意向で「悪夢」と題され話題を呼んだ。なぜ「悪夢」だったのだろうか。
    作品の中で時子は「えたいのしれ...

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