高齢者の4大骨折

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    高齢者の4大骨折
    概要
    ・高齢者は、骨祖粗鬆(osteoporosis)を基盤とした骨の脆弱化により、わずかな外力によって骨折を起こすことが多い。
    ・保存的治療や外科的治療による骨折の整復・固定後、骨癒合に多くの日数を要し、いわゆる“寝たきり老人”になりやすく、股・膝関節の屈曲拘縮、脊柱起立筋、腹筋、肩甲帯や骨盤帯の筋群の筋萎縮が進行し、筋力低下を招き、起居動作や歩行能力が低下、また活動意欲も低下する。
    ・“寝たきり老人”のうち骨折・転倒に起因するものは9%であり、その頻度は脳卒中に次ぐ。それに加え、骨折後の長期安静臥床は、心肺機能低下、静脈血栓症、さらに肺炎や尿路感染症などさまざまな2次的合併症を引き起こし、死因につながることさえある。それゆえ高齢者の骨折の理学療法の目的は、「いかにして早期に離床させ、廃用症候群を防止するか」にある。この目的に応じて、近年、骨接合術や人工骨頭置換術が開発され、それらの術式に対応した理学療法プログラムが設定、実施されるようになってきた。
    ◆高齢者に起こりやすい骨折とその発生機序◆
    1.高齢者に起こりやすい骨折としては、次の4つが挙げられる。
    1)大腿骨...

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