《脊椎空洞症》

閲覧数1,263
ダウンロード数2
履歴確認
更新前ファイル(1件)

    • ページ数 : 4ページ
    • 会員990円 | 非会員1,188円

    資料紹介

    脊椎空洞症についての概要をまとめたもの

    タグ

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    脊髄空洞症 Syringomyelia           
    ≪病態≫
      臨床的には脊髄内に空洞が形成され,脊髄実質の内側からの圧迫による様々な神経症状を呈する疾患である.第4脳室と空洞syrinxとの交通の有無によって,交通性脊髄空洞症communicating syringomyeliaと非交通性脊髄空洞症non-communicating syring- omyeliaに大別される.
     ≪原因≫
      交通性脊髄空洞症は中心管が拡大したものであり,誘因としてChiari奇形,出産時外 傷に伴う大孔部癒着性クモ膜炎などが挙げられる.一方,非交通性脊髄空洞症は外傷,腫瘍,脊髄クモ膜炎などに伴って発生する.
    ≪症状≫
      10~40歳に徐々に発症する例が多く,ほとんどの症例は神経症状を呈するが,稀ではあるが何ら神経症状を示さない症例もあることに注意しなければならない.初発症状として上肢のシビレ,疼痛,筋萎縮,下肢の脱力,歩行障害などが比較的多くみられる.特徴的な知覚障害などはあっても自覚することが少ないため,脊柱変形(側弯症)の診察によりはじめて発見される例もしばしば見受けられ,特に幼...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。