心理検査法① 「テイラー不安検査について、その特徴を述べよ。」 課題レポートA判定

閲覧数6,906
ダウンロード数3
履歴確認

    • ページ数 : 9ページ
    • 会員1,650円 | 非会員1,980円

    資料紹介

    テイラー不安検査は、現在、不安検査の中で最もよく知られ、1953年テイラー(Taylor,J.A.)によって開発された。一般に顕現性不安尺度(Manifest Anxiety Scale:略してMAS)と呼ばれ、臨床場面を初めとして多方面で頻繁に活用されている。質問項目は、MMPI(ミネソタ多面人格目録)の550項目の中から5人の臨床家によって抽出された50項目である。その後、1956年にベンディヒ(Bendig,A.W.)により20項目から成る簡略版を開発され、同年には、カスタネダ(Castaneda,A.)らにより42項目から成る児童版も開発された。
    我が国では、1968年に阿部満州らにより、MASの日本版が作成され、回答に「うそ」がないかを検討するためのL尺度15項目を加えた65項目で構成されている。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    1
    「テイラー不安検査について、その特徴を述べよ。」
     テイラー不安検査は、現在、不安検査の中で最もよく知られ、1953年テイラー(Taylor,J.A.)によって開発された。一般に顕現性不安尺度(Manifest Anxiety Scale:略してMAS)と呼ばれ、臨床場面を初めとして多方面で頻繁に活用されている。質問項目は、MMPI(ミネソタ多面人格目録)の550項目の中から5人の臨床家によって抽出された50項目である。その後、1956年にベンディヒ(Bendig,A.W.)により20項目から成る簡略版を開発され、同年には、カスタネダ(Castaneda,A.)らにより42項目から成る児童版も開発された。

    我が国では、1968年に阿部満州らにより、MASの日本版が作成され、回答に「うそ」がないかを検討するためのL尺度15項目を加えた65項目で構成されている。この検査は、一般に16歳以上なら個人にも集団にも手軽に利用でき、近年、心療内科や他のクリニックで治療後の変化あるいは診断の妥当性を調べる補助手段として広く使用されている。また、MASの児童版も開発され、年々深刻になりつつある登...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。