日本大学通信教育部 英語科教育法Ⅳ

閲覧数1,152
ダウンロード数1
履歴確認

    • ページ数 : 1ページ
    • 会員2,200円 | 非会員2,640円

    資料紹介

    タグ

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    設問1
    「誤り」は、学習者の知識不足の反映である。つまり、「誤り」は学習者が正しい表現と正しくない表現とを識別できないために起こる。一方、「間違い」は言語運用における偶発的逸脱を反映しており、学習者が知っていることを何からの拍子で上手く表出できないために起こる。
     「誤り」と「間違い」とを区別する方法の1つは、学習者の言語運用に一貫性があるかどうかを確認することである。学習者がcontainedの代わりに、一貫してcontainを使用すれば、これは知識不足による「誤り」であると考えられる。しかし、ある学習者がある時にはcontainを使用し、ある時にはcontainedを使用すれば、この学習者はすでに過去形を正しく使用する知識を身に付けているので、この種の誤りは「間違い」であると考えられる。もう1つの方法は、学習者に逸脱した言語形式を自己訂正させることである。逸脱した形式を自己訂正できれば「間違い」であり、訂正できなければ「誤り」であると考えられる。しかし、学習者は過去時制などの素性を、文脈によっては正しく使用しないこともあるため、「誤り」と「間違い」を明確に区別することは不可能に近い...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。