比例計数管実験 評価:A+

閲覧数1,273
ダウンロード数0
履歴確認

    • ページ数 : 22ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    タグ

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    比例計数管実験
    1実験目的
    比例計数管の仕組み及び構造を理解し、その性能を確認する。
    比例計数管によって、X線スペクトルの測定、観測をする。
    2比例計数管の構造
    (図)
    比例計数管とはX線を受け止めて、電気的な信号に変える実験方法の一つである。今回は、ガスを電離させ、そこで作られた電子の個数を読み出す、ガス比例計数管を使用する。
    ガスはアルゴン90%、メタン10%の混合ガス、X線源として、Fe(55)、X線照射のための窓剤として、ポリイミド系のプラスチック薄膜(マイラーフィルム)を使用した。これは絶縁体であるので、導電性をもたせるため片面にアルミを蒸着してある。芯線には、直径30µm、表面に金が蒸着してあるタングステンワイヤを用いた。
    3比例計数管の原理
    Fe(55)は、β-崩壊放射性同位元素である。
    ・X線の発生原理
    まず最内殻のK殻電子を原子核内の陽子に捕獲することで、陽子が中性子に変わり、最内殻電子が1つ失われた状態のMn(55)となる。次にK殻の空席に外殻電子が落ち込むと、エネルギー準位の差が電磁波(X線)として解放される。
    L殻から遷移する場合、K殻電...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。