メディアとジェンダー

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    資料紹介

    1.メディアとジェンダーをめぐる問題について
     日常生活でよく耳にする「メディア」という言葉。これは情報伝達手段のことをいい、電信、電話、郵便がいい例である。この「メディア」の情報の搬送体は文字や音声・視覚を使い、送り手からメディアを通し受け手に届くという流れになる。また搬送体は4つに分類され、?広場や劇場をさす空間系メディア?新聞や雑誌など現物となるものである輸送系メディア?固定電話をさす有線系メディア?携帯電話をさす無線系メディアとなる。
     新聞・テレビ・パソコンなど現在では、メディアは生活になくてはならない存在になっている。我々はメディアを通し、経済や事件などさまざまな情報を得ている。しかし発展していくなかで問題になるのがジェンダーである。これからは、テレビを例にしてジェンダーの問題について2つ書きたいと思う。
     まず1つ目はテレビドラマやアニメなどでよくみられる暴力シーン。暴力の定義は暴力を受ける者の意思に反して自分または他者に対して行使される物理的暴力の明示的表現としている。岩男2000のデータによれば、暴力シーンが多いテレビジャンルは、刑事もの・アニメSF・時代劇・実写SF・サスペンスである。視聴率については、サスペンス・時代劇は暴力シーンが多いほど高視聴率であり、逆に刑事もの・アニメ/実写SF・アニメは暴力シーンが少ないほど高視聴率である。登場する加害者・被害者については、男性約5割・女性約3割と男性が半分以上を占めている。さてここでのジェンダー問題は、登場する職業の男女差である。データによれば場人物は7割が男性、残り3割が女性である。年齢で見ていけば男性は中年、女性は20代が多い。問題の登場する職業は兵士・警官・学生が多く、男女の別でみていくと男性は兵士・警官・違法従事者、女性は専業主婦・学生・サービス業・水商売となっている。

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    1.メディアとジェンダーをめぐる問題について
    日常生活でよく耳にする「メディア」という言葉。これは情報伝達手段のことをいい、電信、電話、郵便がいい例である。この「メディア」の情報の搬送体は文字や音声・視覚を使い、送り手からメディアを通し受け手に届くという流れになる。また搬送体は4つに分類され、①広場や劇場をさす空間系メディア②新聞や雑誌など現物となるものである輸送系メディア③固定電話をさす有線系メディア④携帯電話をさす無線系メディアとなる。
     新聞・テレビ・パソコンなど現在では、メディアは生活になくてはならない存在になっている。我々はメディアを通し、経済や事件などさまざまな情報を得ている。しかし発展していくなかで問題になるのがジェンダーである。これからは、テレビを例にしてジェンダーの問題について2つ書きたいと思う。
    まず1つ目はテレビドラマやアニメなどでよくみられる暴力シーン。暴力の定義は暴力を受ける者の意思に反して自分または他者に対して行使される物理的暴力の明示的表現としている。岩男2000のデータによれば、暴力シーンが多いテレビジャンルは、刑事もの・アニメSF・時代劇・実写SF・サ...

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