R0705 文学概論 設題1 提出リポート

閲覧数1,533
ダウンロード数12
履歴確認

    • ページ数 : 9ページ
    • 会員660円 | 非会員792円

    資料紹介

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    「文学とは何かについて、テキストに書かれていることをまとめ、さらに具体的な作品を取り上げて自分の考えを述べよ。」
    テキストの要約(第一章「文学とは何か」より)
    文学が何かを論じることは非常に難しい。文学は、はっきりと規定できるものではなく、また確定しきった過去の存在でもなく、万人が同じように感じるものではないからである。このような性質をもつ文学に対して、昔から様々な解釈がなされている。例えば湯地孝は『現代文学鑑賞原論』で、従来示されてきた解答をいくつか取り上げている。「①言語による芸術。②作家の思想を想像・感情を通して読者に訴え、読者に美的満足を与えるもの。③自然の再現。④人生の批評。⑤心の問題を直接に感覚を通さずに取り扱うもの。⑥時代の偽らざる反映。⑦精神の書かれたる表現。⑧感情を中枢としているもの。⑨他の追随を許さない具象性をもつもの(描写)。」などがそれである。だが湯地はこれらの定義を不足とし、文学とは何かを考える行為を人生・神について考えるという哲学的命題と同列に並ぶものとし、文学とは「形象的かつ歴史的な性質を併せ持ち、豊かな具象性を備え、心の問題を因果関係の中に描き出す」こと...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。