法学(科目コード0021) 分冊2 合格 日本大学通信 

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    資料紹介

    法が実現すべき「正しさ」について、現在どのような議論が行われているか論じなさい。

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     現代の法観念では、法内容の正当性いかんが問題にされることが多い。法は何らかの正しさを示しており、その時々の時代、地域、社会背景に応じて、その漠然とした何らかの正しさから、具体的な社会主義の形式となる法律を引き出してくる、という考え方である。
     しかし、実際には、その時々の時代や地域、社会背景に応じて、正しさを具体的な正義として実現することこそが、最も困難になる。誰が、どうやって具体的正義を決め、どのように国民がそれを受け容れるのか。お互いに異なる主張を行う者たちの間で、どちらか一方が正しく、他方が不正であると言えるのであろうか。もしそうであったとしても、それを裁定する「神の目」を誰が持っているのであろうか。
     何を実質的な正義とするかについては、とりわけ19世紀以降、語られることが少なくなった。それには価値相対主義の考え方が影響している。価値相対主義とは、カントの方法二元論に基づき、在るものSeinと在るべきものSollenとを区別する論理をいう。在るものとは存在や事実であり、在るべきものとは当為や価値を示している。方法二元論では、この存在と当為とを峻別し、何かが在るということからど...

    コメント2件

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    課題:法が実現すべき「正しさ」について、現在どのような議論が行われているか論じなさい。
    2010/03/21 3:24 (14年前)

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    注意:本資料は私が合格したものでありますが、各インストラクターによっては合否判定が変わってくるかもしれません。したがいまして、本資料は合格を保障するものではありませんのでご了承願います。
    2011/11/06 17:30 (12年5ヶ月前)

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