聖徳大学 保育原理Ⅰ 第2課題第2設題

閲覧数2,171
ダウンロード数19
履歴確認

    • ページ数 : 5ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    第2課題第2設題
     日本の保育に対する考え方、その施設は子ども観の成り立ちと同様に諸外国、特にヨーロッパのそれに大きな影響を受けて発展してきた。つまり西洋における保育の思想、保育の施設の歴史を学ぶことは、保育の原形を学ぶことであり、現在の保育に至る起点と道筋を知ることである。以上のような視点からこの設題を考察する。
     近代教育の父といわれるコメニウスは「すべての人にすべてのことを教える」という理念のもとに、幼児期の教育の重要性と、自然の秩序にしたがって教育することの大切さを合自然主義として展開し、さらに「あらゆるものを学習者のできるだけ多くの感覚にさらす」という直感教授の原理を打ち出した。
     現在の子ども観の最も基本をなす考え方を提言したルソーの存在は、保育の歴史を語る上でも必ず学ぶべきものである。ルソーは1761年、その著書「エミール」の中で「万物を作る者の手を離れるとき、すべてのものは良いものであるが、いったん人の手に移ると悪くなる」という一文を記し、子ども自身が生まれながらに持つ自然な成長力、活動力を重視した教育方法「消極教育」を提言している。彼の「子どもは大人の縮図ではない」と...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。