自殺と心理学

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    資料紹介

    近年、自殺者は世界中で、そして日本で急激に増加している。2004年の日本における自殺者数は交通事故死の約4倍、3万2千人以上にのぼり、自殺未遂は既遂の20倍もいるといわれている。さらに、自殺に対する偏見から書類上は事故死と扱われているケース等も考えると、実質の数字はさらに大きいものとみられる。先進国で自殺者がこのように多いのは日本のみであり、東欧の小国などに次いで世界第10位の自殺率の高さとなってしまっている。

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    レポート自殺心理学予防介入ケア

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    心理学自殺予防

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    近年、自殺者は世界中で、そして日本で急激に増加している。2004年の日本における自殺者数は交通事故死の約4倍、3万2千人以上にのぼり、自殺未遂は既遂の20倍もいるといわれている。さらに、自殺に対する偏見から書類上は事故死と扱われているケース等も考えると、実質の数字はさらに大きいものとみられる。先進国で自殺者がこのように多いのは日本のみであり、東欧の小国などに次いで世界第10位の自殺率の高さとなってしまっている。メディアで最も話題になりやすいのは少年期の自殺で、いじめや家庭の問題などから死を選ぶケースである。これは単に絶望感や逃避願望からだけではなく、家族や友人、クラスメイト、教師など周りの人間に対する仕返しや当てつけ、復讐の手段としての自殺だともいわれる。また、あまり大きく報道はされないが、中高年の過労自殺、借金苦や病気などから逃れる最終手段としての自殺が圧倒的な数を占めている。しかし、他者からは全く理解できないような理由で自殺してしまう人もいるし、日本人特有の「皆と同じなら安心」という観念が集団自殺を引き起こす原因になっている可能性も否めない。また日本では明治天皇崩御の際の乃木大将夫...

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