カウンセリングマインドについて

閲覧数2,637
ダウンロード数19
履歴確認

    • ページ数 : 4ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    (1) 教育の「育」が大事になってきているわけ
     近年、学校教育に関しては危機に瀕していると言えよう。「不登校」は増え続け、受験戦争は小学校低学年にまで及び、偏差値は生徒の進路決定を左右するほどの影響力を持っている。学力というものがあまりにもクローズアップされるため、それが乏しい生徒たちはもはや勉強することさえ放棄してしまって、楽な道へと逃げ込んでしまうようになった。この理由はもはや明らかであり、それが教育の「教」を偏重しすぎたあまり、「育」の方は有耶無耶に忘れ去られてきてしまった。
     1990年代に入り、「不登校」「いじめ」などが著しく問題化し始め、それとともに、学校におけるカウンセリング体制の充実・強化がなされてきて、また、全ての教職員が生徒の心に関する基礎知識を学びとる必要性が強調され、カウンセリング研修の充実やカウンセラーの学校配置が進められてきている。さらに、教育大学や教職課程を持つ大学でも、実習として実際にカウンセリングを体験するようなカリキュラムもある。
     教育における指導者は、どんな人でも「カウンセリングマインド」を身につけていくべきである。継続的な勉強と、カウンセリング経験をある程度積まなければ、カウンセリングマインドを身につけることは難しいかもしれないが、言葉でいえば、次のようなことだろう。一人一人の子どもの気持ちや考え方を尊重し、理解し、大切にすること、そして心と心のふれ合い経験を重視すること、 もちろん自分自身も一人の人間として自由に生き、自分に忠実に、そして成長する人間であるよう努めることはいうまでもない。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    教育の「育」が大事になってきているわけ
    近年、学校教育に関しては危機に瀕していると言えよう。「不登校」は増え続け、受験戦争は小学校低学年にまで及び、偏差値は生徒の進路決定を左右するほどの影響力を持っている。学力というものがあまりにもクローズアップされるため、それが乏しい生徒たちはもはや勉強することさえ放棄してしまって、楽な道へと逃げ込んでしまうようになった。この理由はもはや明らかであり、それが教育の「教」を偏重しすぎたあまり、「育」の方は有耶無耶に忘れ去られてきてしまった。
    1990年代に入り、「不登校」「いじめ」などが著しく問題化し始め、それとともに、学校におけるカウンセリング体制の充実・強化がなされてきて、また、全ての教職員が生徒の心に関する基礎知識を学びとる必要性が強調され、カウンセリング研修の充実やカウンセラーの学校配置が進められてきている。さらに、教育大学や教職課程を持つ大学でも、実習として実際にカウンセリングを体験するようなカリキュラムもある。
    教育における指導者は、どんな人でも「カウンセリングマインド」を身につけていくべきである。継続的な勉強と、カウンセリング経験をある程...

    コメント1件

    bread 購入
    参考になりました。
    2007/02/10 4:19 (17年1ヶ月前)

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。