労働市場と労働者保護

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     論文テーマ:労働市場と労働者保護
     経済学的に労働力というのは重要な資源であり、財やサービスなどと同じく市場を介して取引されるものであると考えることができる。そのため労働力は最適に配分され、有効に活用されることが重要である。供給者である労働者が労働力を供給し、雇用主がその労働力を需要する。市場では完全情報のもとで多数の市場参加者が自由競争を行った結果として交渉が成立するとされているが、労働力市場では財やサービスの市場の場合といくつかの違いが存在する。まず労働市場の売り手である労働者は、買い手である雇用主に比べて所有する資産が少なく、失業コストも発生するため、何とか雇用契約を成立させようとして譲歩を迫られ、交渉上弱い立場に立たされる。その結果、雇い主は一般的な労働者に対しては失業コストを上回るぎりぎりの額を提示すれば交渉が成立してしまう。しかも労働者は働いてみないと企業の実態がわからず、情報の不完全性や非対称性が発生しやすいという特性がある。さらに労働者は十人十色であり、地域的にも限定されているため、規格化された商品が広く取引される場合と違って、多数の供給者、需要者が参加する市場取引が...

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