哲学概論②

閲覧数1,358
ダウンロード数4
履歴確認

    • ページ数 : 3ページ
    • 会員770円 | 非会員924円

    資料紹介

    タグ

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    ※課題Ⅱ カントの哲学を、それに至る歴史とともに要約せよ。
     カントの哲学は、批判主義と呼ばれるものであり、合理論と経験論との批判的総合である。それなので、批判主義を述べるにあたっては合理論と経験論を踏まえていく必要がある。まずは、その二つを説明していく。

     合理論の先駆者として有名な人物はデカルトである。彼は、理性を重要視し、明晰・判明な観念は、感覚から独立的な理性によって把握されると考えた。まずは、明晰・判明な観念について紐解いていく。

     著書『方法序説』において、デカルトは四つの重要な法則を述べている。その中でも特に重要な第一の法則について見てみると、「注意深く即断と偏見とを避けること、そしてなんらの疑いを挟む余地のないほど明晰かつ判明に私の精神に現れるもの以外は決して自分の判断に包含せしめないことである」(テキストP131より)とされており、真理の基準を専ら明証性においていることから、「明証の規則」と呼ばれる。明証性とは真理が何の推理をも経ないで直感的に把握されるほど明白であることを示すものである。これを分かりやすい例で言えば、数学の世界などが該当するであろう。例えば、「1...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。