生命と性の教育第二分冊

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    資料紹介

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     文部科学省が学校における性教育の考え方を示している「生徒指導における性に関する指導」生徒指導資料第19集1986年において、「性に関する指導」の目的は、人格の完成、豊かな人間形成とされている。これは、学校教育法に掲げられている学校教育の目標とも共通しており、人間の性を総合的に幅広く捉えたセクシュアリティの概念が示されていると考えられる。
    人間の性は、生殖によって次世代に伝えられていくという「生命の連続性」を踏まえておく事が大切である。ここでは遺伝子によって生物学的形質が伝えられるばかりではなく、文化的な価値基準や行動様式も代々伝えられていく。今の子ども達に対する教育内容は、その次の世代、さらにまた孫の世代へと受け継がれていくという「連続性」を念頭に置く事が重要である。
     性教育は、広義には胎児期および乳幼児期から始まるが、学校教育としては、幼稚園、小学校、中学校、高等学校と、幼児、児童、生徒の時期において、発達段階に応じた体系的な学習が必要となる。まず、幼児期においては養育環境との相互作用の中で「養う」ことに主眼を置いた体験的学習であり、続いて文字や言葉を使った知的学習の「知る」がこ...

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