フェライト磁性体の合成

閲覧数5,547
ダウンロード数16
履歴確認

    • ページ数 : 10ページ
    • 会員1,100円 | 非会員1,320円

    タグ

    代表キーワード

    フェライト磁性体の合成

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    目的と概要)
    フェライトは、一般式M2+O・FO3で示される2価の金属Mの亜鉄酸塩の総称で、Mn,Fe,Co,Ni,Cu,Mg,Zn,Cdなどの場合に強磁性を示し、いずれもスピネル型結晶構造を持つ。電気抵抗が大きく、高周波磁性材料として極めて有用な無機材料である。本実験では、溶液からの沈殿合成法により、亜鉛フェライトを合成してその磁性を調べる事で、溶液法による無機固体材料の合成と磁性体の特質について理解する事を目的とした。
    鉄及び亜鉛フェライトの合成 ⇒ XRD測定 ⇒ IR測定 
    ⇒ 磁気天秤による磁化率の測定 ⇒ 磁化の確認
    原理)
    亜鉛フェライトについて)
    亜鉛フェライトはM2+O・FeO3のMにZn2+が入っているものである。
    フェライトには外部の磁場に応答しやすい「ソフト」なフェライトと、永久磁石に相当する「ハード」なフェライトがあるが、亜鉛フェライトは典型的なソフトなフェライトである。
    スピネル型結晶構造について)
    A 陽イオンはダイヤモンド型の配置をとり、単位格子の隅と面心および、オクタンとの半分を占める。オクタントには2種類あり、Ⅰ型オクタントでは、Aイオンが隅の半分と...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。