鎖国の形成過程について述べよ

閲覧数1,817
ダウンロード数12
履歴確認

    • ページ数 : 2ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    タグ

    日本史歴史理論

    代表キーワード

    歴史鎖国の形成過程

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    ●課題4 鎖国の形成過程について述べよ。
     鎖国とは、江戸幕府が外交や貿易など外国との関係を制限し、孤立した状態のことである。初代将軍の徳川家康の時代は、外国との外交や貿易に積極的な政策を取っていたが、秀忠の時代になるとそれは一転し、鎖国政策が取られるようになっていき、家光の時代に鎖国の体制は完成した。
     それでは、なぜ秀忠の時代には積極外交をやめ、鎖国政策を始めたのだろうか。それには諸説あるが、最も有力なのは、幕府権力の強化・確立を目指す目的で行われたというものである。海外と外交をすれば、国際紛争に巻き込まれ、当事者となる可能性がある。そのことを、国内の支配体制の強化・確立の障害になると考えた幕府が、外国との接触を最小限にすることでその回避を図ったと考える説である。また、幕府権力の強化に関連して、当時のキリスト教の布教状況との関連も指摘される。フランシスコ・ザビエルが日本に来航して以来、スペインやポルトガルの宣教師の布教によって、日本国内では着実にキリスト教を信奉する人々が増えてきた。そうした状況を見た幕府は、幕府権力の強化に支障をきたすのではないかと懸念したのである。これを決定付け...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。