流産・早産

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    妊娠中絶胎児糖尿病分娩流産早産異常

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    流産・早産

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    1. 流産

    妊娠初期に妊娠が中絶した状態。胎児が母体外生育が不可能である妊娠第24週未満の分娩。

    流産の頻度は全妊娠の10%前後とみられているが、その大部分は妊娠第15週までにおこる。すなわち、胎盤が完成される妊娠第15週以後にはおこりにくくなる。妊娠初期の心得として流産予防に重点を置くのも、このためである。また、胎盤完成を境として徴候や経過に大きな差異がみられることから、妊娠第15週以前のものを狭義の流産、以後のものを未熟産といって区別することもある。なお、妊娠第4か月(妊娠第12週)以後の流産については、死産としての届出が必要となる。

    原因

    多種多様であるが、卵性原因と母性原因に大別して考えられる。卵性原因は受精卵そのものが病的な場合で、受精前の卵や精子に異常があったり、正常な受精卵が激しい細胞分裂を繰り返すのに適した環境が得られないために発育異常をおこしたり、あるいは受精卵の着床異常などが考えられる。近年は受精卵の染色体異常が多くみつけられ、注目されている。母性原因としては、熱性感染症や糖尿病など全身疾患によって母体が甚だしく害された場合をはじめ、ホルモン作用の不良のた...

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