『現代家族の合理性についての考察と、その先にある家族解体』

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    『現代家族の合理性についての考察と、その先にある家族解体』
    <主題と視点>
    以前の家族は、生産、娯楽、教育、生活保障など幅広い面で、自給自足的な機能をもっていた。しかし、人口が流動的になるにつれ家族は縮小していき、時代とともに、家族がそれまでもっていた多様な機能は、社会の機関や企業に流出、還元されていく。
    その流出は、生産、娯楽から、育児、教育、介護に及び、さらに現代では、代理母出産の実現により、社会は「子供を産む」という機能までを家族から奪う可能性がある。
    全ての機能を家族から社会へ流出させることは、すなわち、家族機能の不必要を意味する。少なくとも、家族機能が働かなくとも、社会はその代理を担ってくれるだろう。さらにその先には、家族の解体も考えられる。
    しかし逆に、家族から、社会やその他のものにどうしても還元、流出出来ないものがあるとしたら、それは家族のみが果たしうる役割とは考えられないだろうか。
    このレポートでは、上の問いを考察していきながら、家族のみが果たしうる役割を探っていくが、ここで、「家族」という言葉を定義しておきたい。
    「家族」・・・夫婦の配偶関係や親子・兄弟などの血縁関係...

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