ブランドマネジメント−日仏におけるフォション−

閲覧数2,815
ダウンロード数29
履歴確認

    • ページ数 : 46ページ
    • 会員2,200円 | 非会員2,640円

    資料紹介

    <序論>
    私が卒業論文のテーマとして選んだものは「ブランドマネジメント」である。その理由は、高品質ではあるが、値段の高いものを普及させていくメーカーの経営戦略・手段などに興味をもったからだ。一般的にブランドといえば、シャネルやグッチ、ルイ・ヴィトンなどのメーカーで作られる高級なかばんなどを多くの人は想像するだろう。しかし私は、多くの人が想像しやすいブランドメーカーについて研究することを選ばなかった。なぜなら、あえて違う切り口から調べることで、一般に言われるブランドと比較しながら「ブランド」 の存在意義や意味を学べると思ったからである。そこで私が選んだのは、フランスのメーカーFAUCHON である。まずは、日本における一般の日本人消費者からみたフォション のイメージなど身近なところを導入部分としていく。そこから日本におけるフォションブランドのイメージを把握し、日本でのフォションの歴史をさかのぼっていく。それをふまえたあと、フォションが創業からフランスでどのような歴史をたどり、どのように海外進出したのか話を進めていく。
    このように、一般消費者という“外”からみたフォションから、創業者や経営者という“内”からみたフォションへと話を展開する中で、最終的にはフォションを通じて「『ブランド』とは何か」という問いに答えたい。
    第一章 日本からみたフォション
    (1)飲みたい紅茶ブランドNO.1(2004/1/17)
    1972年に、フォションは全てのお茶を含む様々な商品を日本へ紹介した。それからわずか30年ほどしか経っていないが、今フォションは日本でどのような存在となっているのだろうか。
    全国に住む日経リサーチのモニターを対象とし、専門家の意見などをもとに主な紅茶ブランド三十八を選び、うち十以上を知っている人に、「飲みたい紅茶」を五つまで選んでもらった(有効回答は九百六十六)結果、フォションは飲みたい紅茶ブランドの一位に選ばれた。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

     2006/1/13  
    「ブランド」とは何か-日仏におけるフォション-
    <目次>
    序論
    第一章 日本におけるフォション
    (1)飲みたい紅茶ブランドNO.1(2004/1/17)
    (2)日本国内におけるフォションのブランドポジションイメージ
    第二章 フォション製品を扱う日本企業
    (1)アサヒ飲料株式会社
    (2)アサヒビール株式会社
    (3)エスビー食品株式会社
    (4)株式会社ナポリアイスクリーム
    第三章 フランスにおけるフォション
    (1)歴史
    (2)会社概要
    (3)商品哲学
    第四章 フォションの経営戦略-1986年~1997年の11年間-
    (1)スーパー進出
    (2)マルティーヌ・プレマの三つの改革
    第五章 フォションブランド
    第六章 ブランドとは何か
    <序論>
    私が卒業論文のテーマとして選んだものは「ブランドマネジメント」である。その理由は、高品質ではあるが、値段の高いものを普及させていくメーカーの経営戦略・手段などに興味をもったからだ。一般的にブランドといえば、シャネルやグッチ、ルイ・ヴィトンなどのメーカーで作られる高級なかばんなどを多くの人は想像するだろう。しかし私は、多くの人が想像...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。