自然保護に対する多様な認識とその再確認の必要性

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    自然保護に対する多様な認識とその再確認の必要性
    自然保護に対する多様な認識とその再確認の必要性
    環境問題に対する認識が深まるにつれて、持続可能性や多様性、あるいは自然との共存という概念が注目されてきている。自然保護、あるいは環境保全への意識が高まる中、その対象となる「自然」とは、はたして何を意味しているのだろうか。それは美しい森であったり、澄んだ水であったり、清浄な空気であったりするかもしれない。あるいは現代の生活を支える資源として理解される場合もあるだろう。特定の動植物と関連して語られる場合もあるかもしれない。だが、このように肯定的な価値を持つものだけが自然ではないということは、自然災害の例を持ち出すまでもなく明らかなことである。ところが、一般的に「自然」とはただ肯定的なものとして語られていることが多い。一例として総理府による『自然の保護と利用に関する世論調査』(総理府・1991)をみると、身近な自然を保護するための施策として、開発規制・自然保護の呼びかけを挙げた回答は、あわせて70%を超える。逆に言えば、多くの人は開発や自然破壊を制限すれば保護されるものとして自然を理解していると考...

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