南北戦争

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    南北戦争(The Civil War)は、アメリカ合衆国が南部と北部に分かれて戦った内戦であり、1861年から1865年までの5年間にもわたって戦われた。これは今なお、ひとつの戦争における、アメリカ合衆国史上最大の戦死者数である。

    南北戦争の原因は、西方の新しい領土に成立していく新規諸州を、奴隷州(奴隷を使役する州)にするか自由州(奴隷を認めない州)にするかで、南北間の勢力争いが生じ、ついに国家が二つに分裂したことによる。

    当時、南部と北部との経済・社会・政治的な相違は拡大していた。南部では農業中心のプランテーション経済が盛んで特に綿花をヨーロッパに輸出していた。プランテーション経済は黒人労働奴隷により支えられていて、農園所有者が実質的に南部を支配していた。南部の綿花栽培の急速な発展はイギリスの綿工業の発展に伴って増大した綿花需要に負うもので、イギリスを中心とした自由貿易圏に属することが南部の利益だったため、南部は自由貿易を望んでいた。

    それに比べ、北部では米英戦争 (1812~1814年)によるイギリスの工業製品の途絶でかえって急速な工業化が進展しており、新たな流動的労働力を必...

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