賃金制度とその変遷

閲覧数2,615
ダウンロード数23
履歴確認

    • ページ数 : 4ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    賃金制度とその変遷
    1.近年、賃金制度が年功主義から能力・成果主義へ変遷しつつあります。この理由として考えられるのは、それまで年功主義を採用してきた企業が長引く不況の中で、自らの企業の経営を見つめなおしたとき、年功主義に問題があったと考える人々がでてきたからだと思われます。そこで、今回私は、

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    賃金制度とその変遷
    1.近年、賃金制度が年功主義から能力・成果主義へ変遷しつつあります。この理由として考えられるのは、それまで年功主義を採用してきた企業が長引く不況の中で、自らの企業の経営を見つめなおしたとき、年功主義に問題があったと考える人々がでてきたからだと思われます。そこで、今回私は、賃金制度の主流がこのように変遷する中で、なぜ、このように変遷してきたのかを考えてみたいと思います。時代の流れとともに人々の要求も変化し、その社会経済状況によって必要とされる賃金制度は違います。主な時代背景と、それに伴う賃金制度の変化を追っていきたいと思います。
    まず、最初に、日本にはなぜ年功主義がもともと浸透していたのかを考えてみます。年功主義が日本の大企業に浸透したのは第二次世界大戦のころです。戦後の厳しい社会経済環境のなかで、社員の生活安定のために年齢・勤続年数といった属人的要素だけを考慮年功賃金の考え方があっていたのだと思われます。よって、戦後の日本企業が新しく西洋流の能力主義を採用しようとしたとき、労働組合は年功賃金の方が労働者の必要にこたえるのに適しており、かつ年功というものは賃金を決める...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。