青年期のアイデンティティの特徴

閲覧数5,399
ダウンロード数21
履歴確認

    • ページ数 : 6ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    青年期とは加藤隆勝氏・髙木秀明氏らの試論を基にすると、おおよそ11歳頃から始まり、16歳頃までを青年前期、それ以降21歳頃までを青年中期、また、以降25,26歳頃までを青年後期と区分される。実際の青年期への移行には男女差があり、女子の場合この年齢よりも1~2年早く青年期に入り、同様に1~2年早く青年期を終えることも述べられている。

     エリクソンのライフサイクル8段階説に即しつつ加藤氏らの論から「青年期」考えると、青年期はそれ以前の段階(幼児期・学童期)と比較して、自己を強く意識しはじめ、自己の社会的役割を見つめ、また恋愛観や将来の職業、どのような生活を送りたいかといった願望を具体的に持ち始める時期であると言える。エリクソンは青年期の発達課題として「同一性対同一拡散性」を挙げ、この時期に自らのアイデンティティを獲得することが重要であることを強調している。アイデンティティの確立とは自己の確立であり、たとえば自らの存在がコミュニティの中でどのような必要性があるのか、帰属性をどこに見出すか、自らにどのような適性があり、どのように活かせる可能性があるかを認識し、最終的に自分とは何者であるかを理...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。