オッシロスコープ

閲覧数1,712
ダウンロード数2
履歴確認

    • ページ数 : 7ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    3.1 オッシロスコープの操作方法
    1) 時間掃引とX−Y動作の選択
    時間掃引の場合、TIME/DIVダイヤル?を回して、希望する時間掃引速度を選ぶ。
    X−Y掃引を選ぶにはダイヤルを「X−Y」の位置にする。
    2) 入力信号の接続、表示の選択
    入力したい信号をINPUT(CH1)かINPUT(CH2)、あるいはその両方に接続する。
    2つの信号を同時に表示したいときは「CHOP」にセットする。
    3) 入力結合の選択、感度、位置調整
    入力信号のうち、直流から約4Hzまでの低い周波数成分も表示したいときは、入力結合切替スイッチ?で「DC」を選択する。大きな直流電圧に重畳した、小振動の交流成分を見たいときは、「AC」にセットして直流成分を除く。「GND」では入力信号に関係なくゼロ電圧の位置が表示される。妻につまみ?を引くとINPUTYの信号の正負が反転する。
    4) トリガ信号源の選択
    時間掃引の場合、切替スイッチ?によりトリガ信号源を選択する。通常「INT」にセットする。「INT」のとき、さらに押しボタン?により信号源をCH1かCH2から選ぶ。「LINE」では電源電圧50Hzまたは60Hzに同期して掃引が行われる。
    5) 掃引モードの選択、トリガ調整
    時間掃引の場合、押しボタン?は通常「AUTO」を選ぶ。トリガ信号の結合切替スイッチ?は「AC」にする。LEVELつまみ?を回し、また、押したり引いたりして希望する同期状態を探す。「FIX」にするとLEVELが自動的に設定される。「AUTO」 で同期がかかりにくいときは「NORM」を選ぶ。「NORM」では同期がかかったときのみ掃引が行われる。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    オッシロスコープ実験目的
    オッシロスコープは電気計測において不可欠な測定機器である。この実験でオッシロスコープの基本的な使用法を学び、応用実験としてRC回路の交流特性と音速の測定実験を行う。
    実験原理
    時間掃引
    時間tとともに直線的に変化する掃引電圧をX軸に加えると、輝点は水平方向に等速運動をする。したがって、時間的に変化する信号 を同時にY軸に加えると、 の図形が表示される。信号波形が周期的な場合は、時間掃引を繰り返すことによって、波形を断続的に表示できる。しかし、掃引の周期が信号に周期と無関係だと、掃引毎に波形の位置が一定にならず、波形が移動して見える。波形を静止させるために掃引の周期を信号に周期の整数倍にすることを同期という。同期をとるために、掃引開始(trigger)を波形の1周期内の同じ点に合わせればよい。まず、掃引開始の電圧(level)を設定する。そして掃引速度を速くすれば、時間が短縮し波形の一部だけが表示され、遅くすれば何周期も連続した波形が表示される。このように、表示したい入力信号を利用する同期方法をinternal triggerという。これに対し、表示したい信号と...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。