遺伝子の性の決定を特殊ケースから眺める

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    今回は遺伝子の様々なケースから組み合わせによる性の決定や遺伝病のメカニズムをいくつか眺めてみようと思う。
    1『自分から自分は生まれるのか』
    例えば自分が卵巣、精巣を持っていたとしよう。(ありえないことではなく実際には真性半陰陽というものがある)そしてその精子と卵子で受精する場合を考えてみる。23本の染色体を作り出す際に自己のDNAの組み換えをする、そして自分と同じ遺伝子を精子(もしくは卵子)がもつ可能性は2分の1の23乗で840万分の1であり、それにキアズマが起こる。つまりは可能性はゼロと言ってもかまわない。この多様性が人間の脳の発達、環境の適応に貢献している。
    2『一卵性から男女は生まれるのか?』
    ほんとにあるのかと不思議に思うが、実際には世界中で数十組が確認されている。やはりこの異常な現象は遺伝病を避けられず、染色体数45本のターナー症候群(女性特有の先天的病気、近年では成長ホルモン女性ホルモンの投与で二次治療が可能になっている)や正常なXYとXの交じり合った「モザイク」となる場合が多い。このような男女の組み合わせのできる過程の一例には、XYの受精卵が二回目の卵分割の際にYが脱落す...

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