自然科学史 『古代中国の宇宙論』

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    自然科学史

    『古代中国の宇宙論』 

     天文学といえば、ギリシアのプトレマイオスの天動説、コペルニクスやガリレオに代表される大航海時代における発見や機器の発明など、西洋のものばかりがイメージされる。古代中国をふくめ、東洋、アジアの科学史を連想する人は少ないと断言してよいだろう。

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    自然科学史
    『古代中国の宇宙論』 
     天文学といえば、ギリシアのプトレマイオスの天動説、コペルニクスやガリレオに代表される大航海時代における発見や機器の発明など、西洋のものばかりがイメージされる。古代中国をふくめ、東洋、アジアの科学史を連想する人は少ないと断言してよいだろう。それは第1回の授業でも先生が言われていたが、東洋科学史の講義自体が珍しく、参考書もあまりないと言うことからもうかがえる。
    また、天文学といえば、ある事柄を明らかにするために、むずかしい数式や原理、論理を使い、私たちの住む現実的な社会とは直接的な関係がない学問というイメージが一般的であると思われる。
    しかし、古代中国においてはそうではなかったようだ。(おそらく中国だけではなく、どこの地域においても科学というものは人々の生活に密着したものだっただろうが。)残された豊富な資料を見ていると、古代から間断なく科学技術は発展してきたことがわかる。しかも、その技術がその時代時代で、中国社会に大きな役割を果たしてきたようだ。暦や漏刻の原理についてみても、人々の生活には天体観測が不可欠であったようだ。その他にも、農業においても季節の...

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