戦後日本政党史

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    戦後日本政党史
    本稿では、敗戦直後から現在に至るまでの政党政治の流れをたどりながら、戦後政治史に関する重要事項を確認したいと思う。
     敗戦後、連合国軍による民主化が進められる中で、政党の復活・結成が相次いだ。革新政党としては、1945(昭和20)年10月に日本共産党が合法的な活動を開始したのに続いて、戦前の無産政党を統合した日本社会党が結成された。また、旧立憲政友会系の日本自由党と旧立憲民生党系の日本進歩党という二代保守政党も結成された。
     日本自由党は、

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    戦後日本政党史
    本稿では、敗戦直後から現在に至るまでの政党政治の流れをたどりながら、戦後政治史に関する重要事項を確認したいと思う。
     敗戦後、連合国軍による民主化が進められる中で、政党の復活・結成が相次いだ。革新政党としては、1945(昭和20)年10月に日本共産党が合法的な活動を開始したのに続いて、戦前の無産政党を統合した日本社会党が結成された。また、旧立憲政友会系の日本自由党と旧立憲民生党系の日本進歩党という二代保守政党も結成された。
     日本自由党は、戦前の翼賛選挙では非推薦議員として翼賛政治に協力しなかった政治家たちにより、結成された。初代総裁には鳩山一郎が就任し、1946(昭和21)年4月に行われた戦後初の総選挙で第一党となった。この結果、幣原喜重郎内閣は総辞職したが、鳩山が公職追放に処されたため、後任総裁となった吉田茂が日本進歩党と連立で第1次内閣を組織した。しかし、労働運動・農民運動の高揚を背景にして、次の総選挙では社会党が第一党となり、1947(昭和22)年、民主党・国民協同党との連立による片山哲内閣が誕生した。同内閣は、第1次吉田内閣の傾斜生産方式を継承したり、炭鉱国家...

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