3-1ノン・フロン

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    資料の原本内容

    ノン・フロン
    技術屋の苦労を知って感謝する章。
     「ジュール・トムソン効果」の記事を書いていて気になったことがある。
     なぜ今さらノン・フロンの電化製品が出回りだしたのだろう。
     フロンガスが環境に悪影響であるからというのは分かる。 エコロジー志向の商品が売れるようになって来たからというのも良く分かる。
     そういう問題ではなく、今までフロンを使うことにこだわっていたのはなぜだったのかという疑問だ。
     プロパンや二酸化炭素を使っている商品の宣伝を見ると、「フロンよりも安く、効率もよく、環境にも優しい」と書いてある。 電気代は従来の5分の1? そりゃすごい!
     ではそんないいものをなぜ今まで使わなかったの?
     ちょっと調べてみた。
    プロパン 及び イソブタン
     可燃性があり危険。 冷蔵庫くらいなら量が少なくて済むので使えるが、大量の冷媒を充填する必要があるクーラーに使うのは今でも危険すぎるのでやってない。 もちろん、万が一ガス漏れしても庫内に充満することがないように、また、電気系統には決して触れることがないように改良してある。
     はぁ、確かに努力はしてても宣伝には書かずにおいた方がいいですね。
    二酸化炭素
     液化するために高圧が必要だった。 高圧にすると高温にもなる。 それらに耐えられる装置を開発する必要があった。
     裏にそんな苦労話があったんですか。

     低圧側をほぼ真空状態にしないと一気に蒸発してくれない。 それを実現するためには装置が大きくなってしまうという弱点があり、家電向けではなくなってしまう。 大規模設備で可燃ガスや高圧高温の装置を使うのは危険なので、一部の工場ではこの方式を使い始めている。
     今後に期待しています。
     なるほど。 ありがとうございます。  頑張れ、地球環境を守る技術職!!
    資料提供先→  http://homepage2.nifty.com/eman/thermo/non_freon.html

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