アロマテラピーって

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    アロマテラピーって
    「アロマテラピー」という言葉を知っているという方はたくさんいらっしゃると思いますが、実際に体験したことがなく、その内容がはっきりわからないという方も少なくないと思います。「アロマテラピー」という言葉は"aroma"と"therapy"が結合した造語で、日本語では、「芳香療法」と翻訳されています。「療法」というと、病院や治療といったイメージがあると思いますが、カタカナの「セラピー」と表記すると、カウンセリングなどでの幅広い「癒し」や「健康法」などといった言葉をイメージされるでしょう。日本にアロマテラピーが紹介され広まったのは、わずか15年ほど前のことで、1985年に欧米から紹介された書籍の出版がきっかけでした。1995年の阪神淡路大震災以後、日本中の人々が「癒し」というものに対して関心を高めています。この世の中にさまざまなセラピーが存在する中、私たちがアロマテラピーを提案する理由がいくつかあります。では、アロマテラピーの素晴らしさとは一体どのようなものなのでしょうか。
    アロマテラピーの効果
    アロマテラピーの効果は3つに大別できます。①薬理作用 ②精神・生理作用 ③癒しの作用の3つです。ここでアロマテラピーの効果をご説明するにあたって、欠かせないものは、"精油"(エッセンシャルオイル)です。精油とは植物から抽出した天然の素材で、有効成分を高濃度に濃縮した芳香物質のことです。精油は各植物によって特有の香りと機能をもっていて、アロマテラピーのベースになります。では、アロマテラピーの効果をひとつずつご説明していきましょう。
    ① 薬理作用について 精油の中には、数十から数百種の化学物質でできた成分が含まれ、その化学物質の中には薬理作用を示すものがたくさんあります。例えば、ペパーミントの成分であるメントールは、胃腸の不調に大変有効で、胃が痛むときにペパーミントの香りを嗅ぐと、胃の痛みが緩和されることがあります。また、ラベンダーは、軽いやけどや、打ち身などに有効で、いずれもラベンダーの精油を少量、やけどなどをした直後に、直接皮膚に塗布すると痛みが緩和されます。 このように、精油の薬理作用はさまざまで、更に、精油を2種、3種と同時に使用することによって、相互的に関連しあい、化学的に合成された薬品とは違う精油の穏やかな作用につながります。
    ② 精神・生理作用について  前述の薬理作用が身体に働きかけるものであるのに対して、精神・生理作用とは、気持ちやこころに働きかける作用をさします。例えば、ラベンダーやオレンジの精油を嗅ぐと、脳波は沈静しリラックスします。反対に、ローズマリーの精油を嗅ぐと、脳波は活発になりリフレッシュします。薬理作用と精神・生理作用をひとまとめにすると、「心身への作用」と言い換えることができます。つまり、"精油の香りや成分で、体もこころもより健康的に美しくなる"ということです。これをアロマテラピーでは"ホリスティック"と呼んでいて、この"ホリスティック"こそがアロマテラピーのキーワードになるものです。(ホリスティック→「全体的な」という意味、体のトラブルをその部分のみでとらえずに、こころを含めた全身的なものとして考えるということ) アロマテラピーは植物の香りの力を借りながら穏やかにトラブルを和らげ、心身の健康を取り戻していこうをする自然療法なのです。
    ③ 癒しの作用について 一言で「癒し」といっても、個人個人によって感じ方が違うように、どのように癒されたいのかは人それぞれさまざまだと思います。アロマテラピーの癒しの作用の特徴は、"タッチングの心地よさ"です。適度な刺激で体を触れられるのはとても気持ちのよいものです。アロマテラピーのトリートメントでは、"やさしく撫でる"、が基本になります。このような心地よい触体験によって、精神的にリラックスやリフレッシュをし、心身の恒常性のバランスが整い、健康的な生活のための環境づくりに役立ちます。もうひとつの特徴は、"香りと記憶の結びつき"です。人はみんな香りの記憶というものをもっています。例えば、まだ自分が幼かった頃の大好きなお母さんのお化粧のにおいや、昔の恋人の香水のにおいなどさまざまです。アロマテラピーのトリートメントを受けているクライアントは、オイルの香りの刺激によってそういった過去の経験や記憶を思い出すことがあります。過去の経験や記憶を連想するような香りの刺激によって、その経験や記憶が快いものであれば、クライアントにとってそのトリートメントはとても心地がよく、深いリラックスが得られ、生涯忘れられない経験となるはずです。
    資料提供先→  http://www.roseangel.com/whataroma.html

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