地球温暖化-大気汚染

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    地球温暖化-大気汚染
    現在私たちが吸っている空気は様々な物質に汚染されています。大気汚染は、私たちが日常生活する上で必要なところから行われています。それは、工場や自動車などの排煙が主な原因です。アジアの急速な工業化が進み、さらに人工の増加により自動車の利用者も増え年々大気汚染は深刻化しています。大気汚染は私たちの健康を損なうどころか地球温暖化にもつながるなど、様々な問題点を含んでいます。環境問題は皆さん一人一人の意識の変化により改善される問題とも言えます。そこで大気汚染について現在の状況と対策、または原因などについて探ってみましょう。
    大気汚染の原因について Cause
    大気汚染とは、私たちが生活で使用している自動車や工場の煙に含まれる汚染物質により空気が汚れることをいいます。この汚染物質とは、窒素酸化物 (NOx) や粒子状浮遊物質 (SPM) 、二酸化炭素 (CO2) のことを指し、これらの物質は地球温暖化を始め、酸性雨、光化学スモッグなどの原因になります。大気汚染は自然に発生する場合がありますが、工場や自動車の煙による人為的な原因が主になります。大気汚染は私たちの生活に密接している環境問題であるため、具体的な対策を施すのは大変難しいと言えるでしょう。発生する形状についてもガスのみではなく、エアロゾルという個体と液体の細かい小さな物質や粒子など色々あります。
    ◇大気汚染物質の種類について
    大気汚染物質の主なものについて、どのような環境問題を及ぼすか整理しましょう。 二酸化窒素(NO2) 二酸化窒素は大気汚染の原因になる代表的な汚染物質です。発生源にボイラーや自動車などが挙げられ、燃焼時に一酸化窒素として排出、空気中で二酸化窒素に酸化します。二酸化窒素は環境問題として酸性雨の原因になります。 浮遊粒子状物質(SPM) 浮遊粒子ということから空気中に浮遊している物質であり、大気汚染の代表的な汚染物質です。発生源に、工場のばい煙や自動車の排ガスの人為的な原因の他、火山や森林火災などといった自然による原因により発生します。浮遊粒子状物質は、主に人体の健康に害をもたらす大気汚染物質であり、呼吸器系に弱い方は死亡率の上昇などにつながる場合もあります。 光化学オキシダント(Ox) 光化学オキシダントは、車や工場で排出された窒素酸化物や炭化水素類などの大気汚染物質が、太陽の紫外線により化学変化を起こし、人体に悪影響を及ぼす大気汚染物質です。光化学スモッグの原因です。光化学オキシダントの濃度が高い場合、目や喉などに著しく作用するため、大気汚染防止法では光化学オキシダントの注意報および警報発令を規定しています。 二酸化硫黄(SO2) 二酸化硫黄は、石炭や石油が燃焼したときに発生する大気汚染物質です。二酸化硫黄は卵の腐ったような鼻を刺激するにおいが特徴です。公害によりもたらされた四日市ぜんそくは、この二酸化硫黄による大気汚染が原因です。 一酸化炭素(CO) 一酸化炭素は石油の不完全燃焼により発生する、無味・無臭・無色・無刺激な大気汚染物質です。一酸化炭素は大変怖い大気汚染物質であり、致死量を吸い込んでしまうと死亡する場合もあります。
    大気汚染の状況 Situation
    大気汚染が第二次世界大戦後の経済成長に伴い深刻化したため、大気汚染防止法が昭和 43 年に制定されました。その後、次々と大気汚染に関する規定や規則が作られたため、硫黄酸化物および一酸化炭素による大気汚染は大幅に改善されました。しかし、現在は新たに大きな問題に直面しています。自動車による移動が年々大幅に増加しているため排ガスである窒素酸化物や浮遊粒子状物質による大気汚染が深刻化しています。
    大気汚染の改善 Improvement
    近年大気汚染に対する国の政策が功を奏してか、首都圏における空の色が以前に比べよくなりました。しかし、依然大気汚染による問題は山積みであり、解決までほど遠いと言えます。最近行われた大気汚染対策としてディーゼル車の規制が行われました。また、京都議定書を 1997 年に議決し、世界的においても大気汚染による地球温暖化対策は重要視されていることがわかります。もし、私たちが普段の生活で大気汚染の予防につながることができるのであれば、それぞれの協力により良い方向へ進むのではないでしょうか。そこで、日常生活における大気汚染の防止法についてお話ししましょう。 省エネを行う どんな小さな事でもいいのです。使用していない部屋の明かりを消すといった程度でもよいので、それを習慣づけることが大事です。 待機電力の削減を習慣に テレビやオーディオなどの待機電力を切る癖をつけましょう。電源付きのOAタップですと、一度に切断できますので簡単です。 節水をしよう 風呂で使用したお湯を洗濯機で使用する、歯ブラシ中は水道を止める、シャンプーやボディーを洗っているときはシャワーを止めるなど、節水は至る所で行うことができます。 資源回収を利用しよう 再利用可能なプラスティックやビン、新聞紙や段ボールなど再利用できる物は、すすんで資源回収を利用しましょう。 ゴミの減量を行う ゴミが出ないように工夫が必要です。基本的には物を大事にすることが大切です。 適正温度(冷暖房)の設定を心がける 必要以上な温度の設定をしないようにしましょう。夏にエアコンを使用する場合は、設定温度を28℃くらい(クールビズ)にし、冬の暖房設定は21℃くらい(ウォームビズ)にするようにしましょう。
    資料提供先→ ぼくらの地球・地球温暖化教室  http://www.gwarming.com/link/air.html

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