【評価A】神経・生理心理学

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    資料紹介

    東京福祉大学通信心理学部でA判定をもらった「神経・生理心理学」のレポートです。【設題1】 生理心理学の観点からみた向精神薬の働きについて述べよ。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    「生理心理学の観点からみた向精神薬の働きについて述べよ。」

     1、向精神薬が働くメカニズム
     経口投与の場合薬物は消化器官を通り小腸から体内に吸収される。薬物はその後門脈から肝臓に入り、一部は分解されたり毒性を弱められたりする。次に大動脈より体循環血中へ移行し、血流により作用部位に運搬される。
     向精神薬の標的臓器は脳であり、神経伝達物質を増減させることで精神に作用する。神経伝達物質とはシナプスで情報伝達を介在する物質であり、シナプスとは神経細胞から神経細胞への信号伝達が行われる接合部分のことである。神経細胞の中での情報の伝達は電気信号として行われるが、神経細胞から次の神経細胞との間には隙間があるので電気信号で送ることができない。そのため電気信号が神経細胞の末端に達するとシナプス小胞が破れて神経伝達物質が放出され、隣接する神経細胞の受容体で結合することで情報が伝わる。向精神薬はこの受容体と結合することで以下の2種類の反応を引き起こす。一つはアゴニストといって神経伝達物質と同様の作用を起こす。もう一つはアンタゴニストといって本来結合するはずの神経伝達物質の働きを阻害する。このように向精...

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