イギリス文学史Ⅰ分冊2

閲覧数1,641
ダウンロード数5
履歴確認

    • ページ数 : 6ページ
    • 会員880円 | 非会員1,056円

    資料紹介

    次の2問すべてについて答えなさい。論述は日本語で、固有名詞と作品名は英語(人名は初出はfull name)で書き、作品名には下線を引くこと。
    1. 17世紀英文学における劇に関して、当時の演劇界と社会の状況、および代表的な潮流について作家、作品を挙げつつ、論述しなさい。
    2. 18世紀英文学において、代表的な作家2人を取りあげて、彼らの生涯、代表作および文学史上の重要性を論述しなさい。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    1
     17世紀の英文学における演劇は、Oliver Cromwell政権のもと閉鎖されていた劇場がCharles Ⅱ(在位16 60—16 85)の時代に再開され、パリでの亡命生活でフランスかぶれとなった王の好みにより、劇作法、演出方法、舞台様式にフランス式のものが取り入れられるようになり、それが、ElizabethⅠ(在位15 58−16 03)時代以来の国劇の伝統と混和融合して発達した。1つはElizabeth朝以来の国劇の伝統である悲劇の Francis Beaumont(15 84−16 16)とJohn Fletcher(15 79—16 25),世相喜劇のBen Johnson(15 73−16 37)の流れをくむものであり、もう一つは、フランスの当時における現代劇が輸入されたもので、悲劇のPierre Corneilleや喜劇のMoliereなどである。これら2つの流れが混和融合して王政復古時代の劇を代表するheroic tragedyとcomedy of mannersとなった。heroic tragedyでは、王政復古時代を代表する詩人 John Drydenが劇作家...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。