哲学 カントのもの自体と現象について述べなさい。

閲覧数3,818
ダウンロード数2
履歴確認

    • ページ数 : 2ページ
    • 会員880円 | 非会員1,056円

    資料紹介

    評価Cレポートです。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    哲学

    カントのもの自体と現象について述べなさい。
    もの自体とは、われわれに経験される以前、われわれに認識される以前のあり方をしている「もの=対象」をいう。それに反してわれわれに見える「もの」の有り方、あるいは単に視覚を通してのみならず一般に感覚を通して認識されたものの姿ないし相は「現象」とよばれる。

    青い色メガネをかけてものをみると、ものは青く見える。しかしもの自体が青いのではない。この場合色眼鏡をとったり外したりすることで、現象の世界ともの自体の世界を比較することができる。しかし我々が裸眼でみていると思っているもの自体の世界も、実は何らかの色眼鏡で見られている。すべての人間が、取り外しのできない自然科学という色眼鏡で世界をみているとすれば、自然とはもの自体でなく、現象の世界にすぎないということになる。実際われわれは、人間に特有の視覚器官を通してものをみている。したがって他の視覚器官を持つ他の生命体には、世界は別様に見えるかもしれない。これは視覚機関に限らずすべての感覚器官に言えることである。すなわちわれわれが知覚している世界は、人間に現れているだけの現象世界であるということになる...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。