佛教大学 R0115 M6109 漢文学 第2設題 A判定

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    資料紹介

    佛教大学 漢文学 R0115 M6109の第2設題のレポートになります。 A判定をいただいているので、勉強の参考にどうぞ。 参考文献:二畳庵主人・加地伸行『漢文法基礎 本当にわかる漢文入門』講談社学術文庫.

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    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    日本人がいわゆる「漢文訓読」で中国の古典を読む場合の利点と問題点について説明せよ。
    ○漢文訓読とは
     漢文訓読とは、ブリタニカ国際大百科事典によると、「漢字の訓読みの意味でも用いられるが,漢文を日本語の語法に従って訳読することもいう。」とある。筆者は、中学校・高等学校を通して漢文を学習してきた。その際に、漢文を読解するための方法として、白文に訓点を付して読み替える、漢文訓読の技術を学んだわけであるが、中国の古典を訓読して読むことに利点と問題点があるということについて深く考えたことはなかった。そのため、このレポートでは「漢文訓読」について再考し、その利点と問題点について述べたい。
    ○漢文訓読の歴史
     訓読の原則は、現在でほぼ一致している。高校の漢文教科書を見ても、読み方の相違はあっても、訓点の付け方は統一されていて句読点の代わりに新式標点を用いたり、ふりがなを現代かなづかいにしたりしたものがあるが、いくらか変わっている程度である。しかし、「だから漢文の訓読は昔から統一されていた」と考えるのは誤りではないだろうか。「漢文訓読」の利点と問題点を考察するために、まずは漢文訓読の歴史について叙述...

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